面白かったマンガ①「結界師」
私がちょうど小学生のころに月曜夜でアニメをやっていた。たしか犬夜叉のアニメとかと同じ時間帯を引き継いだのかな?
それにしても最後がどうなったのかを知らない、ということで最寄りのGEO様で読んでない最後の章の部分借りてきました。完結作品は一気読みするのが吉。
簡単なあらすじはこんな感じ。
地元の学校の土地が妖と呼ばれる怪異を引き寄せ、怪異を強化させてしまう。そんな中、その地区に住まう二つの家系は代々その土地に寄り付く妖を結界術をもちいて夜な夜な処理することを家業としていたが、その正統継承者となる中学生の墨村良守と高校生の雪村時音は次第に大きな陰謀に巻き込まれていく。
サンデーで当時連載されていて、上記のような王道の少年漫画かと思いきや、物語後半に向かってダークな雰囲気でストーリーが展開されていくのが個人的に魅力的だった。
全体を通して「生まれと才能が全て」と言わんばかりの理不尽な境遇の人がたくさんでてきて、なんか読んでて悲しくなる。例えば、主人公の兄ちゃんは優秀な人間で、能力者の組織でも相当の地位についていて、主人公はいつも飄々としているそんな兄ちゃんを食えないやつだと思っている。その反面兄ちゃんは政党継承者に選ばれた主人公の立場や、内に秘めた計り知れない才能をどこか羨望しているふしがあるんだよね。
あと、一つ一つの章でスカッとした終わり方はあんまりなかった気がするね(笑)
後ろ髪を引かれるというか、わだかまりを残すというか。そんな展開が続いていたから「爽快!!」みたいな展開は少なかった。作者がそういう話が好きなんだろうな。
だから読んだ後の感想としては、ダークファンタジーなジャンルに入るんじゃないかなと思った。
鬱々とした内容な感じの感想を書き綴ってしまったけど、バトルも展開もアツいマンガです。ぜひたくさんの人に読んでもらいたい。